AAADとは

  • 九州大学大学院 芸術工学研究院 研究院長
    九州大学 副学長・教授
    尾本 章
  • 尾本 章

■テーマ

アジアのデザイン学の未来をともに

■趣旨

社会のかつてない変化を背景に、質的にも変容を続けるデザインの概念と領域は、急速に拡張を続けています。20世紀が積み残してきた社会の多様で複雑な諸課題を解決するには、それらの要因や社会からのニーズ、そして解決の糸口を多方面の視野から俯瞰的に探り、本来のデザインの役割、つまり創造プロセスのすべての段階においてデザインが有効な方法となり得ると認識されてきています。このようにデザインに対する社会的な役割や期待が高まっている中、我々は、デザイン学の教育研究の現場として、その概念と方法論の再構築を行う必要があると考えております。


アジアデザイン会議では、アジア地域の文化・芸術・産業・人材育成などに重点を置き、アジアのデザイン系大学との連携による新たな学術研究領域を創出することを目標とします。加えて、アジアならではのデザイン学の教育研究拠点を形成し、デザイン学研究・教育を推進することとともに、未来社会の創生に積極的に貢献していくことを目指します。